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チセカがゲームがんばりすぎて死にかけてるブログ

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カテゴリを減らすって方法はないんだっけ?

このカテゴリでは、何となく思いついた小話(SSよりも短い)を載せたいなと。どれくらい持つか解らんけど。
追記以降に書く予定なんで、見たくない人は飛ばしてくださいな。
第一回目はボクタイで一つ。



「気になったんだけどさぁ」
 相変わらず花を咲かせる太陽樹を見て、ジャンゴがふとつぶやく。
「この樹って、花咲きっぱなしだよね」
「何か困る事でも?」
 リタがジャンゴの方を向く。花が咲くと言う事は、太陽樹に栄養――太陽の光が行き通っていると言う事だから、別に困る事は何一つないはずだ。
 しかし気になるものは気になる。
「んー、ずっと咲きっぱなしってことは変化しないって事でしょ? それはそれでつまらないかなぁって」
「はぁ」
 ジャンゴの意見はリタにとって意表を突かれるものだったらしい。目をぱちくりとさせつつ、「私は別に…」とだけ答えてきた。
「それに、いくら変化が欲しいとは言え、いきなり枯れたら問題じゃないですか」
「あ、それもそうだね」
 太陽樹が枯れる、それはこの地に太陽の光が行き届いていないと言う事だ。大地の巫女としてはそれは避けたい所なのだろう。
 ちょっと迂闊だったかなぁ、とジャンゴは内心反省した。
「あ、でも、ちょっとした変化ならいいと思いますよ。葉が茂るとか」
 こっちの顔が陰ったのを見て、リタが慌ててフォローを入れる。
「葉が茂る、かぁ」
 満開の花が咲く前の太陽樹を思い出して、ジャンゴがしみじみとつぶやく。実はあの青々と生い茂った葉も、ひそかなお気に入りだったのだ。
 そうだ、葉が茂ったりするのはいいかもしれない。春夏秋冬、季節に合わせた変化が見られるのは、なかなか楽しいものだと思う。
 春はこんな風に花が咲いて、夏は青々と生い茂った葉が広がり、秋は綺麗に紅葉して、冬には少しだけしんみりとした葉や花が広がっている。
 そんな樹を見て生きていくのは、きっと素晴らしいことだと思う。
「ねえ、季節に合わせて樹を着せ替えするってのはどうかな?」
 ジャンゴは思いついたことをリタに話す。季節に合わせて樹が変化していくという事を聞き、リタも楽しそうな顔になった。
「それは素晴らしいですわ! 季節の廻りを感じさせるような変化なんて、想像するだけでわくわくしますもの」
「でしょ?」
「そうと決まれば、早速どのような着せ替えにするか相談しましょう。ね!」
「ええっ!?」
 いきなり手を引かれてジャンゴは当惑するが、リタの方は気にしていない。今のアイディアがよっぽど気に入ったらしい。
 手を握られてるジャンゴの方はどきどきが止まらないと言うのに。
「ほら善は急げですよ!」
「わわっ、ちょっと待ってぇ~!」
 急かすリタに手を引かれ、ジャンゴは太陽樹の元を後にする。

 ――そんな2人を、赤毛の少女が笑いながら見ていた。
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  1. 2010/01/04(月) 16:08:39|
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